ラタンというと、かごやチェア、サイドテーブルなんかによく使われていて、ナチュラルな雰囲気やリゾートな雰囲気を作るのにぴったりな素材ですね。
ただ、一口に「ラタン家具」といっても、実は種類があることをご存じですか?
今回は、「ラタン」と、ラタンに似ている「アラログ」の違いを見ていきましょう。
また、ラタン家具のお手入れの仕方についてもご紹介します。
ラタンとアラログの違い
ラタンとは、日本では籐(とう)と呼ばれ、家具の素材として古くから親しまれてきた素材です。
しなやかで、曲げたり編んだり、いろんな形を作ることができます。
アラログに比べると、色にばらつきが少なく、自然な雰囲気もありながら、全体的に整った印象になります。
アラログは、ラタンの皮(ピール)を残したままの素材で、いわゆる「皮付きラタン」のことです。アラログが使われていても、ひとくくりに「ラタン家具」「ラタン雑貨」と呼ばれることも多いです。
アラログは皮が残っている分太く、節や黒ずみが少し残っていてごつごつとした自然な風合いが強いです。またアラログの方が希少価値が高いため、お値段も少し高くなります。
ラタン | アラログ(皮付きラタン) | |
性質 | 皮(ピール)なし 色にばらつきが少ない、自然ながら整った風合い | 皮(ピール)あり 節や傷が残った、ごつごつとした、より自然な風合い |
太さ | 細い | 太い |
強度 | 丈夫 | より丈夫 |
価格 | 少し安い | 少し高い |
どちらも自然素材なので、長く使える素材ですし、年月が経つと少しずつ色合いが変化して、経年変化が楽しめます。
それでは、今からラタン・アラログに共通するお手入れの仕方をご紹介します。
ラタン家具のお手入れ
ラタン家具は、基本的には柔らかい布や刷毛でササっと拭いてあげて、ホコリを落としてあげましょう。
網目などにホコリがたまってきたなと感じたら、爪楊枝や綿棒、古い歯ブラシなどでホコリをかきだしましょう。
それでも取れない汚れがたまってきたと感じたら・・・思い切って水で洗いましょう!
ラタンは自然素材なので、水で直接洗っても、ちゃんと陰干しすれば大丈夫です。
お風呂や外のシャワーホースなどで、優しく洗ってあげましょう。
ただし、あまり水洗いの頻度が多いと表面のツヤがなくなってくるので、オイルを塗ったり、ラッカースプレーを塗りなおしたりする必要が出てきます。あくまで、汚れがひどいと感じた時だけにしましょう。
いかがでしたか?
ラタンとアナログの違いを知って、家具や雑貨を選ぶときに参考にしてみてください♪
また、手に入れたお気に入りの家具・雑貨は、お手入れをしながら長く楽しんでください。
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