椅子とテーブルの高さがなんとなく合わない・・・と感じるときはありませんか? 椅子の高さは、座り心地を決める大きなポイントです。
今回は、ちょうどいい高さの椅子を選ぶための方法をご紹介します!
椅子とテーブルの高さは30㎝差があるといい!
ちょうどいい椅子の高さを考えるには、椅子と一緒に使うテーブルの高さが関係してきます。
テーブル高さと、椅子の座面の高さとの差を「差尺」といいますが、最適な差尺の計算方法は決まっています。
差尺=身長×0.55÷3-2cmです。・・・覚えなくて大丈夫です!
この計算式にあてはめると、
身長160cmの人 → 差尺は27㎝がベスト
身長180cmの人 → 差尺は31㎝がベスト
となります。
つまり、差尺が30cmくらいになるように椅子を選ぶと、ちょうどいい高さになります。
一般的には、テーブルの高さが70㎝、椅子の座面の高さが40㎝くらいになっているものが多いです。
もちろん背の高い方、低い方、いろいろですから、最終的にはご自分に合った高さを考えてみてください。
それでは、今から色んな高さ・形の椅子を例に、どんなシーンに合うかを見ていきましょう。
座面高さ42㎝のダイニングチェア
座面高さ42cmのチェアは、ダイニングチェアとして、またデスクの椅子として適したサイズです。
この椅子は背もたれが72㎝と低めなので、チェアーを収めた時のテーブルやデスクとの高さがあまり変わらず、配膳をする際などに背もたれが邪魔になりくいです。
高さ42㎝のスツール
同じ高さ42㎝の、今度はスツールです。ダイニングやデスクに合いやすいので、来客時のダイニングの補助いすにしたりするのもオススメです。小ぶりなスツールなので、玄関に置いて靴を履くときに使ったり、洗面所でちょっと腰掛ける椅子にしておいてもいいですね。(一般的な洗面台の高さは、ベッセル式で75㎝、ボウル埋め込み式で80㎝くらいです。)
高さ43㎝のスツール
同じ40㎝くらいの高さのスツールでも、座面の大きいタイプです。包み込まれるような座り心地で、食事や勉強など長めに座る作業にも適したスツールです。座面の低いところが43㎝の高さなので、一般的なダイニングやデスクに合います。ただ、座面の前の方が高くなるデザインなので、小柄な方には、長く座ると太ももの裏が圧迫されるように感じるかもしれません。
高さ60㎝のハイスツール
高さ60㎝と高めのスツールは、キッチン前のカウンターや、バーカウンターのように、高さ85~90㎝くらいのカウンターに合わせるとちょうどいいです。(一般的なアイランド・ペニンシュラキッチンの高さは、85~90cmです。)
高さ75㎝のスツール
高さが75㎝と、とっても背の高いスツールもあります。高さ100~110㎝くらいの高めのカウンターに合います。キッチンの手元を隠すカウンターだと高さ100cmくらいも、よくあります。こんな背の高いスツールは、洗濯物を干すときに洗濯かごを一時置きするのにも案外役に立ちます。
高さ75㎝だと、身長174㎝のスタッフでも座ると足が浮きます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
椅子の高さに迷ったら、「差尺30㎝」を目安に選んでみましょう!
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